YH plate
イニシャル 【 Y H 】 を刻んだプレート。
『 ナウシカ 』 や 『 ラピュタ 』 をイメージ。

当初の予定からはずれ、
古代文明の遺跡からの出土品のような趣を帯びました。
トルコ石を使用し、
それのはめ込み方法を模索しながらの製作でした。

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● 石のはめ込みの考察 ●

一般的な石の嵌め込み方法はこう。
多分一般的。正直よく知らないですが…

“ 爪 ” や “ 堤防 ” 的な壁を作っておき、それを外側から押して固定します。

今回は、この堤防と周囲の浮き彫り部分との兼ね合いなどが決まらず、
いろいろと試行錯誤してみました。
● 造形 ●

完全に暗中模索だったので、
とりあえずこんなパーツを作ってみる。

本体がどういう形状であろうと、これを装着すればいいと思いまして。
試してみたら厚みがありすぎました。
削れば直せるんだけど…
その後で考えてみたら、別にパーツ分けする必要もないし、
あとイロイロと全体のこととか考えた末、この案は却下になりました。
イロイロ考えた末に頭が混乱。
案ずるより生むが易し!! 
ってことで本体を作り始めちゃいました。

左が表で、右が裏面です。
底面の平坦な穴というか “ くぼみ ” を作る方法が思いつかなかったので、
左図のように2枚の板を作り、それを貼り合わせることに。

(平坦なくぼみを作る方法は後にマスターしました。 後に。)
そして今度はまた表面に鉛筆でラインを入れます。

正直、この段階ではこの模様をどう処理するか決まってませんでした。

模様を浮かせるのか、逆に模様を掘り込むのか…

浮き彫りは絶対に大変なことになると思っていたんですが、
こーゆー形のものって、やっぱ浮き彫りだよな…  と。

なんか勢いで彫り始めちゃいました!!
● 焼成 ●

これは意外と厚みもあったので、7〜8分焼いたと思います。

焼き上がりに全体が反り返ってしまい、真っ直ぐにするのに苦労しました。
無理に力入れると割れるんですよね…
つーか一箇所割れました。

そして、思ってたよりも全体が縮んでしまい、
トルコ石が入らないという事態が!!

ここで初めて
『 トルコ石って削れるのか? 』
ってことで試し、
削れることを確認しつつ、どうにか石のサイズダウンに成功。
● 石の固定 ●

今回は結局 【 A 】 のような形状になってしまい、
これでは押しても押しても石を圧迫・固定してくれない。

そこで、ちょうどルーターを購入した直後だったので、
【 B 】 のように削りを入れ、少しでもこう、ギュッとできないかと挑戦。


しかしその挑戦は失敗に終わるのであった…   トホホ…
そして表面を磨き、
あえて全体を整えるのをやめました。
それにより、イメージがガラっと変わりました。
ナウシカとかラピュタとかをイメージしたんだけど、
ナスカとか、アステカとか遺跡からの出土品っぽい感じ。

石の固定にはボンドの力を借りることになりました…
出来れば使いたくなかった…

でもでも完成!
意外とずっしりしてて、トルコ石も綺麗で、なかなか良い感じ。

やーしかし、浮き彫りは大変でした。
●ノートにいっぱい描いてました●
●デザイン自体は一発目でほぼ決まり、あとはチョイチョイ追加案やらキン肉マンやら…●